昨日の続き、GTD 実践編についてです。

簡単にまとめますと、”特にハッキリとは決まっていないようなぼんやりとしたこと” をテーマにして、それを GTD でどのように処理していくべきか?ということについて考えていく、というのが昨日の記事と今日の記事のテーマです。

例として私の “健康に対する意識” みたいなものをあげてみました。このあたりは昨日の記事をさっと読んでいただければと思います。

もちろんこのテーマは仕事のことでも構いませんし、もっとプライベートなことでも大丈夫です。

より抽象的なんだけれど大切なことへのステップ

GTD をはじめてみて最初の第一歩となるのが “身の回りにある気になることをぜんぶ集める” ということです。これは意外と難しいというか、地道な作業になります。

そして次には、それら集めたひとつひとつのモノやコトを「これは何か?」という問いをもとに見極め、処理していかなくてはなりません。これは、予想以上に頭が疲れる作業です。ひとつひとつに対して決断をくだしていくというのは疲れることなんだなあ、という感じ。

しかし身の回りにある気になることが整理されていくに従って気づくことは、より抽象的なんだけれど大切なことに気づきやすくなる、ということです。要するにひらたく言えば、「とりあえずやってみなきゃわかんないことっていっぱいあるよね?」というような感じ。

例えばお客さんから仕事の依頼のメールがきたとして、でも実はその裏にあるお客さんの気持ちみたいなものに気づけるかどうか?とか、自分自身が興味を持っているものに対して、それは単なるストレス解消なのか、そうではなく生産的なことにつながるきっかけになっていくものなのか?とか。

こういうことってある程度、自分に余裕がないと考えられないことだと思いますが、不思議なことに私の場合は、GTD の教えに従ってまずは身の回りの整理を頑張ってやっていったら、こういったことについて考えたりトライしたりする余力というか意欲が生まれてきました。

私にとってはそれが「ダイエットしなくちゃ」みたいなものでした。前回の記事でも書いたように、このことについてナチュラルプランニングモデルを用いて考えてみると、ダイエットをしたいとか身体を鍛えたいという気持ちの奥には、”より自由な生活を送れるようになるため” とか “自分自身に対する自信を取り戻したい” というような目的と価値観がある、ということが分かりました。

それに従って思いつくことをざっとあげてみた、というのが前回(ナチュラルプランニングモデルのステップ3)までです。

思考を整理する、とは?

ナチュラルプランニングモデルのステップをみてみますと、4番目の「思考を整理する」というステップでは、

  • ブレインストーミングの内容を整理、分類し、プロジェクトの構成要素を見極める。
  • 達成するためには何をしなければならないか?

と、書いてあります。しかし具体的にはどうしたら良いのでしょうか? 私が個人的によくやる方法としては、

  • 紙に手書きする

です。

これがとても整理される感じがあって好きです。ただし最終的には紙に書いたものを自分が使っている GTD ツールに忘れずに書き加えておく必要があります。

他に、例えば仕事に関する大きなプロジェクトについて考えたい、というようなときは、マインドマップを書いたり、マインドマップアプリを使うこともあります。

次にとるべき行動、とは?

つまらないので途中経過は飛ばしますが、前回の記事からの続きとして私が “次にとるべき行動” として考えたのは、次のようなことです…

***

まずは歩くことからはじめる。同時に、とりあえず一週間くらい続けてみて、どれくらい効果があるのかなどを見極めてみる。

歩くことについては、以下の「歩きかた」を上手に組みあわせて楽しみながら続けられるように工夫してみよう

  • 普通に歩く
  • 散歩しながら写真をとる
  • 子供を散歩に連れて行く(子供と一緒に歩く)
  • じっくりと音楽を聴くために歩く

健康に対する情報と知識を得る。例えば、まずは「正しい歩きかた」などについて調べてみる、など。

***

…というわけで私の中では、とりあえず一週間、いろいろな方法で意識的に歩くことを続けてみる、という具体的な次にやるべき行動に落ち着きました。

ですので私の GTD システム(Evernote を使っています)には、明日から一週間分「歩く」、ということと、同時に一週間後に「一週間、歩いてみてどうだったかを振り返る」ということが書き込まれることになります。

ボトムアップで考える

今まで何度もお伝えしていますが、GTD では “ボトムアップ” という考えかたが推奨されています。これは大雑把にいえば “とりあえず次の一歩” までを具体的に決めればよい、というようなやりかたになります。

私の場合も、本来的な目的としては “より自由に過ごせるように” とか “自分に対する自信をもう少しアップさせたい” というようなところなのですが、具体的な行動としては “とりあえず一週間、歩いてみよう” というものになっています。

もしかすると通常のプランニング手法では、先に目標を達成する日時などをバシッと決めて、そこから逆算する、という方法をとるのかもしれません。例えば、「三ヶ月で -6kg! そのためには一ヶ月で 2kg ずつ減らしていけばいいから、そのためには…」というように。

これを “トップダウン” といいまして、確かにこのような手法が効果的な場合もあるとは思います。しかし私個人の認識では、トップダウンが有効なのは、何度も繰り返し行ったことで、結果についてきちんと把握できていて、それを得るために必要な作業について習熟していること、に限られると思っています。

なぜならそういうようなことでないと、トップダウンでたてた予定やプランというのは往々にして破綻してしまうから、です。

依頼された仕事の場合は、多くの場合、要件と日時が決まっていると思いますので、ボトムアップで進めていくというのは難しいという場合もあるかもしれません。

ただいずれにしましても、ボトムアップで進めていくということについて知っておかれるだけでも、もしかしたらちょっとくらいは違うかも?と、私は思っています。

まとめ

テーマが抽象的であったので分かりにくかったかもしれませんが、GTD のひとつの実践例として昨日・今日と書いてみました。

私自身は、プランニング手法に詳しいというわけではありませんが、個人的に今回、ご紹介した “ナチュラルプランニングモデル” というやりかたがすごくしっくりきています。

また GTD 本の中で紹介されている手法なので、当然、GTD とも相性が良いんですよね。

良かったらぜひチャレンジしてみてください。何かあれば気軽にコメントなどいただけると嬉しく思います。

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今回、書いた記事の前半にあたる記事です。ナチュラルプランニングモデルの5つのステップなどについて解説しています。

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