なぜスキャナにハマってしまったのか?
先日、購入したスキャナ “ScanSnap S1300i” ですが、予想以上に楽しくて気分が良いんですよ。
主に仕事の資料や雑誌の切り抜き、書籍などを電子化しているのですが、紙媒体が少くなるということは単純にスペースが広くなるということよりも、自分の頭の中の整理整頓になるという点にメリットがあるんだなあ、と感じました。
逆にいえば、頭の中で整理されたものだけが電子化されていく、といえば良いでしょうか?
例えばごく単純に「書籍を電子化したい(いわゆる自炊というヤツですね)」と考えた場合。
スキャンする前の整理整頓について
この場合は、電子化する本としない本をより分けて、あとはひたすらスキャンするだけです。まあ、細かな注意点やノウハウなどもあるのかもしれませんが、頭の中的には “どの本を電子化するか選別する” ということを考えれば良いわけなので、割りと単純です。
しかしその他の資料系というのはちょっとやっかいかも。なぜならまず最初に “これは何か?” ということを考えなくてはいけないからです。
「ああ、この資料は Aさんのサイトを制作する際の打ちあわせのときの資料だな」
とか。なんかバカらしいかもしれませんが、引きだしの奥にこういった資料や書類が眠っているってこと、多くないですか?私だけかもしれませんが、”たぶんもう参照しないだろうけれども、なんとなく捨ててしまうのには後ろ髪ひかれる” 系の資料がすごく多いんです。
あと家電製品の取扱説明書とか。やっかいなのが取扱説明書の最後のページが保証書も兼ねていて、この場合は最後のページだけ残しておけば良いのかなとか……なんだかもう考えるのがメンドクサイので棚の奥に眠っているわけです。
今後はこういった資料や書類が増えないように気をつけたいです。ですがいままでの分については、どこかで頑張って整理整頓しなくてはいけません。
このようにスキャナのおかげで紙媒体はどんどんと電子化されていきますが、その前にまず自分の頭の中で “ひとつひとつの書類に対してどのような処理をするか” を決めていくということになります。こう考えてみると、スキャナの性能も大切かもしれませんが、私の頭の処理能力も大切かもしれませんね。
意識がクリアになればなるほど、気分は良くなる気がする
それはそうと、GTD の基本的な効果のひとつとして “頭の中の気になることをすべて書きだすことができれば、それだけで気持ちが前向きになる” というものがあります。
なぜかといえば、気になることをそのまま放ったらかしにしておくと、人間は意識のどこかでそのことを考えつづけてしまい、(チリも積もれば山となるように)いずれはそれがストレスとなり、生産性の低下をまねくから、と GTD 本には書いてあります。
私はこのことについては正直「ホントかよ」と考えていました。
しかしこの週末、いよいよ紙媒体の整理に踏みだしてみて、「もしかしたらホントかもしれない」とも感じています。
意識のどこかで気になっていることをクリアにするには、(私の場合は)放ったらかしにしてしまったことや済んでいないことを、ひとつずつ丁寧に片付けていくしかありません。
それは最初にお話ししたように、まず頭の中の整理する必要があるんだということに気づいたとき、「頭の中が整理されればされるほど、気分が良くなっていくな」ということを実感できたのです。
そんなわけで、もうしばらくスキャナにハマることになりそうです。
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