クライアントと話をしていて感じるのは、“考えていることを具体的にして、それを伝えるという段階でつまづく人が多い” ということです。

個人で仕事をしていて、一般顧客を獲得していこうという場合には、自分の伝えたいこと(メッセージ)をきちんと伝え、それに対して納得してもらう(説得する)必要がでてきます。

特に昨今ではウェブサイトやブログなどインターネットを活用していくということがほとんどの場合において必要不可欠になってきますので、“書いて伝える” ということが重要になってくるわけです。

もちろん画像や動画などの視覚的な要素も重要です。ですが、伝えたいメッセージがないとデザインできないはずなので、やっぱり言葉で書く、ということは避けて通れないんですよね……

……というわけで 「超」文章法 について。

以前の記事で紹介した「究極のセールスレター」は、文字通り売るための文章についての本でした。それに対して、今回、紹介するこの本は、論文やエッセイなどの書きかたについて必要そうなことが分かりやすく解説されていて、個人的にはブログ執筆にも役立てることができると感じています。

メッセージこそが重要

この本では、文章を書くために必要なことがいろいろと解説してありますが、その根本はシンプルで “メッセージこそが重要” ということです。

しかし実は、メッセージというのは、考えぬかなければ見つけることはできません

私にとってのメッセージもそうですし、あなたにとってのメッセージもそうです。

まずここが大きなポイントで、私が知る限りでは、多くの人は “メッセージ” というものを軽くみているような気がしています。

ですから、せっかく自分の好きなこと、やりたいことで仕事をはじめるぞ! という段階になっても、具体的に何をしていきたいのかが見つからなかったり、ちょっと “オイシそうな話” にフラフラと引き寄せられてしまったり……。

これらは、自分の中心にある “メッセージ” をきちんと見つけられていなからでは?と思っていますが、いかがでしょうか?

文字数と内容について

制限があることにより、創意工夫やひらめきが生まれることはよくあります。

「超」文章法によれば、

「何が言えるか」は、与えられた字数に依存する。長さが内容を規定するのであり、内容が長さを決めるのではない。

「超」文章法 野口悠紀雄(中公新書 2002)

という一文があります。

これは、論述文や評論、エッセイなどを対象にした内容で、ブログ記事にはあてはまらないかもしれません。

しかしとりあえずやってみないと分からないので、私もブログの文字数を800字とか1500字というように自分で決めて書いてみました。最近の記事はいつも同じような長さになっていると思います。

その結果として、

  • 書くのが楽になった(文字数が決まっているので終わりが見えているので気持ちが楽)
  • 何が言いたいかをよく考えるようになった(文字数がきまっているので言いたいことを明確にしておかなくてはいけないし、不必要な文は削るようになるので)

というような効果を感じることができました。

文章は短いほうがいいのか?

さて、多くの人は「(サービス紹介などの)文章をできるだけ短くしたい」と考えているようです。

もちろん無駄はないほうが良いと思いますが、このような話の背景にある多くのパターンは「知り合いや友だちに文章を見せたら、長くて読む気にならないと言われたから」というものです。

しかし重要なのは、その知り合いや友だちは、そもそもあなたのサービスの購入を真剣に考えていた人なのか?ということです。

私の体験上、真剣に購入を考えてくださっている見込み客は、長い文章を好みます。

なぜか?

自分にとって “重要な買いもの” は、よく検討したいからではないでしょうか?

逆に、説明が不十分であると、不安が残り、購入に踏み切れないようです。

もちろん、日用必需品などの “いつも使っている商品やサービス” に関しては、この限りではないと思いますが……。

この点について、前回の記事で紹介した「究極のセールスレター」から引用してみましょう。

この多数派に、一ページ、あるいは半ページ、せめてコピーをいくつかでも読んでもらえるだろうかと気をもむのは、バカげている。そんなのかまうものか。トリックや操作で、こういう人たちに何とか読ませようとするのはすごく難しいし、そうまでする必要があるかも疑わしい。コピーを短くして誰にでも読めるような長さにするのは逆効果なのである。

究極のセールスレター ダン・S・ケネディ(東洋経済新報社 2007)

補足として、ここに書いてある「多数派」というのは、“あなたの商品やサービスの購入を真剣に考えていない多くの人びと” のことを指しています。

くり返しますが、“コピーを短くして誰にでも読めるような長さにするのは逆効果” 、これは私も体験上、そのとおりと感じています。

だからこそ、このブログでも何度かお話しているように、“誰を相手にするのか” をきちんと考える必要がある、ということになります。

まとめ

本当に良いサービスを扱っているけれど、いまいち集客がうまくいかない、という方はたくさんいらっしゃいます。

「一度、試してもらえれば良さを分かってもらえるんだけどねえ」

と、言いますが、見込み客からすれば、たとえ無料であったとしても、その、“一度、試す” ということが負担であり、不安でもあるわけです。

このような場合、あなたは、ブログやセールスレターを使って見込み客を説得する必要があります。

例えば、お店においておくポップひとつをとっても、書きかた次第で売り上げが大きく変わる可能性があります。

また書いて伝えるという技術は、おそらく一生、使えるものになるでしょう。

ですから、ぜひあなたにもぜひチャレンジしてみて欲しいなと、思う次第です。

参考

以前に書いた、「売るための文章」についての記事です。

参考文献は下記

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