問題と解決どちらに焦点をあてるのか?ということについて。

 しかし臨床心理学者たちは、 治療がある気になる現象を生み出していることに気づいた。それは、治療がとても上手くいき、患者がうつ病、不安、怒りから抜け出す助けはできても、患者が幸せなれるとは保証できないことだ。治療で得られたのが幸せではなく、空虚感であることはめずらしくなかった。なぜだろうか?

オプティミストはなぜ成功するか [新装版] (フェニックスシリーズ) マーティン・セリグマン

なぜでしょうか?

この本では、次のように続いています。

 マイナスを直しても、プラスにはならないのだ。

これは、問題にフォーカスするのか、それとも解決にフォーカスするのか?という話であるともいえるでしょう。

たとえば几帳面な私が奥さんの大雑把な性格に辟易しているとしたとき、「どうやって大雑把な性格をなおそうか?」と考えるのは問題にフォーカスしているといえます。

しかし大雑把な性格がなおったとしても、お互いの関係が理想的なものになるとは限りません。

それよりも(お互いの性格の違いをふまえた上で)どのようにしたらより理想的な関係になれるだろうか? というように「解決」にフォーカスしてみると、大雑把な性格も「おおらかさ」といった長所となり得る可能性があるのです。

もちろん、問題にフォーカスする必要がある場合もあるでしょう。

しかし、マイナスをなおしても必ずしもプラスになるとは限らないということ。

自分がいま、問題にフォーカスしているのか、解決にフォーカスしているのかということについて意識することは、意外と大切なことだと考えています。

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