前回の記事のつづきになります。

心理学者であるバーバラ・フレドリクソンによれば、繁栄(flourish=フラリッシュ)への別れ道は、ポジティブ対ネガティブの比が、3対1という比率にあるそうです。

ひとつ嫌なことが起こったら、それに対して(すくなくとも)みっつ良いことが起きている状態ーーものすごくざっくりいうと、このような状態ですね。

また「ポジティブ」というと「ポジティブ思考」といったキーワードから、なんでもかんでも前向きにとらえて、いつだって元気はつらつ・・・というような連想をされるかもしれませんが、そういうものではなく、「ポジティブな感情を味わう」というようなニュアンスになります。

ポジティブ感情についてはいずれお話する予定ですが、ポジティブ感情の味わい方は人それぞれで、静かにじっくりと味わう人もいるし、明るく元気に味わう人もいるかもしれない、ということです。

さて通常の人は、ポジティブ対ネガティブの比率は2対1くらいだそうで、これがニュートラルな状態、といってよいでしょう。

ちなみに、ここでいう「ポジティブ」とか「ネガティブ」というのは、「ポジティブなできごと」、「ネガティブなできごと」という意味ですが、では起こったできごとが、はたしてポジティブなのかネガティブなのか? ということについては、どのように判断したら良いのでしょうか?

実はこれは、あなたのとらえかた次第なのです。

ということは、あるできごとを、ポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるか? によって、私たちは停滞への道を歩むこともできるし、繁栄への道を歩むこともできる、ということです。

しかし実際には、人にはそれぞれの考えかたの癖がありますので、とらえかたを変えるというのは、簡単なことではありません。

 意志の力だけで、「繁栄」は訪れません。感情は川の流れのようなものです。低い比率の人の川は、ポジティビティの谷間を流れています。「もっと高いところに流したい」と思ったら、やらなければならないことは、川床に注目し、感情を形作っている基盤を調べることです。
 川の流れを決定しているのは、思考の習慣です。多くの研究の結果が、「思考の習慣が変化すると、感情の方向も変わる」ということを示しています。感情は状況をどのように解釈するか、に従うからです。

ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則 バーバラ・フレドリクソン(日本実業出版社 2010)

次の記事では、では、ものごとをポジティブにとらえる才能、、つまり、ものごとをポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるかの遺伝的な影響についてお話ししていきます。

更新情報をメールでお知らせします。

このブログの更新情報を無料でメールでお知らせします。こちらのブログの購読ページから登録してください。

整理法プラスについて

オリジナル整理法である「整理法プラス」を考案しました。現在、公式サイトにて情報を公開しています。よろしければご感想などお聞かせください。