ポジティブ(前向き、肯定的)な感情は良い気分をもたらすだけではなく、未来を大きく変える力があります。

しかしそれは、あなたが思う以上に、はかなく繊細なものでもあるのです。

つまり、ポジティブな感情の「大きさ」ではなく、それを感じる「回数」が大切であり、それは例えば、朝、目が覚めてカーテンを開けたら良い天気だったーーというような、ちょっとしたことでも構わないのです。

このように考えてみると、ポジティブな感情を感じるためには、ものごとやできごとのとらえ方が大切である、ということが理解できると思います。

同じできごとでも、それを肯定的にとらえるか、否定的にとらえるか? この違いで、あなたの未来は大きく変わっていってしまう、と言うことができるでしょう。

ではどのようにすれば、ものごとを肯定的にとらえるためのスイッチをオンにすることができるでしょうか?

バーバラ・フレドリクソンによれば、それは「今、うまくいっていることは何か?」と自分にたずねることである、といいます。

 自問という行為にはそれをする特別の力があります。自分に「今、うまくいっていることは何か?」と尋ねただけで、カギが開きます。心を解放して、誠実に意味のある答えを見つけようとすることが、ポジティブ感情の芽生える土壌の生成になります。

ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則 バーバラ・フレドリクソン(日本実業出版社 2010)

無人島に漂着したロビンソン・クルーソーは、絶望的な状況の中にあって、次のような考えにいたります。

わたしは、現状の明るい面により注目し、暗い面はあまり見ないようにすること、じぶんに欠けているものより現に楽しんでいるものを考えることを学んだ。このことが、いい表せないほどのひそかな慰めをわたしに与えてくれた。

完訳 ロビンソン・クルーソー ダニエル・デフォー(中公文庫 2010)

もちろん、この物語はフィクションですが、考えてみるならばそれは、自分と向きあうことの大切さを示唆しているともいえるのではないでしょうか?

みえない他人との競争に忙しい毎日からすこし離れて、自分と向きあう時間をつくることーーこれが私たちにとってはとても大切なことのように思えます。

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