解決志向についてもう少し考えてみましょう。

前回の記事はこちら

次のような状況を考えてみます。

あるとき、海辺の村に津波が襲ってきたそうです。しかし水平線の向こうから迫ってくる津波に気づいているのは、たまたま丘の上にいた村人ただひとり。

丘の上から海辺の村に大声で知らせようとしますが、どう頑張っても聞こえません。津波はどんどん迫ってきます。

さてこのようとき、問題志向で考えると「丘の上から海辺の村まで声が届かない」という原因を解決しようとしてしまいます。

(もちろん他にも問題の原因となりそうな部分はありますが、これはひとつの例として考えます)

大声で知らせようとしても聞こえない、と上記にありますので、あとはこの問題を解決するには、「海辺の村に近づく」ということでしょうか?

次にここで、解決志向で考えてみます。

上記のような状況で解決となるのは、「海辺の村人を助けること」ではないでしょうか?

大きな津波が迫ってきている最中ですので、時間はありません。村は流されてしまうかもしれませんが、せめて村人に津波の存在をできるだけはやく教えてあげたいところです。

そこで彼は田畑に火をつけた。炎を見た村人たちは田畑を守ろうと群れになって丘に登ってきて、津波から逃れることができた。

ポジティブ認知行動療法: 問題志向から解決志向へ フレドリケ バニンク(北大路書房 2015)

問題の原因をとりのぞく、というアプローチは決して間違っているわけではありませんが、実は、問題の原因(この場合は「声が届かない」という問題)をとりのぞく必要がない場合もある、ということです。

このような解決志向は、実生活やビジネスでも大いに役立ちます。

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