有名な「見えないゴリラ(the invisible gorilla)の実験」というものがあります。

バスケットのパスの回数を数えるという実験なのですが、多くの人はコートを横切るゴリラに気づくことができません。

パスの回数を数えることに集中することにより、横切るゴリラが盲点となって気づくことができなくなるのです。(この実験を先に知っている人は別ですが)

 ゴリラの実験は、証拠を選択するとき、どんな選択であれ、それがいかに観察者の心のあり方に左右されるかということを明白に示している。セミナーの参加者は自分の無意識に向かって何を見るべきかを告げた。最大限に効率的にそれを遂行するため、無意識に対して暗黙のうちに第二の指示が送られていた。関係のない視覚情報を軽視ないし無視せよという指示だ。

確信する脳—「知っている」とはどういうことか ロバート・バートン(河出書房新社 2010)

おそらく、上記の動画でゴリラを見ようとすれば、今度はパスの回数を数えることが困難になるでしょう。

「観察者の心のあり方に左右される」ということは、人は見ようと思うものしか見えなし、そのために関係のないものは、たとえ目に入っていたとしても知覚しないということです。

ここで私たちは、見逃しているゴリラについて気にすることもできますが、見ようとしているものにもっと集中しようとすることもできます。

つまり、自分が見たいものをより明確化しておくことにより、ゴリラを気にすることなく集中できるようになる、ということです。

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